グッドモチベコラム

部下の「監視」は逆効果?テレワークに必要なマネジメント

人材育成・組織改革

お互いに離れた環境で、サボりや隠れ残業に気づきにくい

テレワークにおけるマネジメントで課題となりやすいものに、部下の勤務管理が取り上げられることが多いようです。

部下がサボってしまっていないか?ちゃんと自宅、あるいは勤務先で就業しているか?
逆に、隠れ残業が常態化していないか?
タイムカード、勤怠システムで退勤の記録はあるが、時間外で仕事に追われていることも。

オフィスワークであれば、他部署含む他のメンバーが見ていて把握されていることもありますが、上司・部下がお互い離れた環境にいると、こうした事態には非常に気づきにくいです。

テレワーク下で生まれた新たなシステム・評価への適応がカギに

最近では、テレワークの拡大・普及に伴い、PCの稼働時間と勤怠データを比較し、部下の勤務時間・状態をチェックするシステムや、部下のPC画面を常時共有したり、位置情報を追跡するアプリで現在いる場所を監視するツールも出てきているようです。

また、見えない環境では、人事評価に影響が及ぶことも。
部下の仕事のプロセスが見えず、結果が重視されやすい環境が向いている部下もいますが、プロセスが評価されない状況に慣れない、適応できない方もいます。

また、プロセスを評価するのか、成果・成果物のみを評価するのか?
これは評価を下す管理職の方でも問題となってくるかと思います。

オフィスワークでもテレワークでも、変わらず「普段からのコミュニケーション」を

こうしたマネジメント上の課題はテレワークの拡大で新たに生まれたものですが、普段から上司・部下の良好な関係性を構築し、上司も部下も必要な報告・連絡・相談が必要となるのは、オフィスワークでもテレワークでも変わらない点だと思います。

「上司・部下間でのコミュニケーション」は、働き方にかかわらず重要なものであり続けるのではないでしょうか。

上司など管理職も部下を評価しやすくなり、部下も進捗や状況、変化などを伝える場があることや、「ちゃんと見てもらえている」という安心感にもつながるでしょう。


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