管理職と部下、自己評価の格差をどう埋める?
管理職を悩ませる、自己評価が甘い部下との面談
評価面談などで、良く耳にする管理職との悩みについてですが、「部下が自分に対する自己評価が甘く面談時に、ギャップに苦労する」という事があるという。
テレワークが始まったり、テレワークと出勤のハイブリッド勤務だったり、この機会に新しい働き方や制度を作って導入している企業も多い。
今までの評価制度や運用ルールなどでは、歪が出てきてしまうことも多いのかもしれないが、評価制度を変えれば、この問題が解決するか?と言われれば疑問が残る。
テレワークや新たな働き方で生まれた評価ルール。絶対評価と相対評価の混合も
なぜならば、評価には絶対評価と相対評価の混合評価制度を導入している企業も多いからだ。
営業職のように数字がはっきりと成果に結びつき目に見えるものであれば、この問題はかなり軽減されるが、運用部門や管理部門など、問題が起きないことが評価となる場合は、難しい。
たまたま問題が起きなかったのか?事前の対策や施策などによって問題が防げたのか?が分かりにくいからだ。
目標は、会社・組織として達成しなければならないものであるが、個人の頑張りの評価については、上司である管理職と部下との間で評価の差が大きいことがある。
個人の性格にもよるが、甘く考える部下もいれば厳しすぎる部下もいる。
「部下個人の価値観」を把握することで、適切なアドバイスがしやすく
この問題の解決方法の1つは、部下個人の価値観を把握することである。
評価面談の時だけではなく、普段からできる限り部下とコミュニケーションを取り、部下の仕事に関する価値観や考え方を把握しておくだけでこの問題の多くは解決する。
管理職である上司も部下の価値観を把握することによって、適切なアドバイスや助言もできるようになり、結果的に評価面談の時はお互いに気持ちが良い時間を過ごせるようになるのではないか。
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